こんにちは、外壁塗装職人の宮本です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
十数年前ではなく、数十年前、私が小学校6年生だった時の担任の先生に上弦の月と下弦の月について下記のように教えていただきました。
”上弦の月は「上(うえ)」だからひらがなの「う」みたいなのが上弦の月。下弦の月は「下(した)」だからひらがなの「し」みたいなのが下弦の月です。”
その時、クラスの全員(たしか42名)が一瞬、凄いことを教えてもらったような空気に包まれ、男子生徒の一人が「先生….。」(分かりやす過ぎて感動の面持ち)とポツンと言いました。
ということでこれは上弦の三日月ですね。
あの日以来、私は上弦の月と下弦の月を間違えたことはただの一度もありません。
上の画像は10月19日の夕方、お客様の住宅塗装工事で屋根の上のコーキングを点検している際、見上げた空に浮かんでいた三日月が綺麗だったので撮影しました。
さて、今年の9月に江別市で施工した住宅の塗装工事についてご紹介いたします。
昨年の7月に最初のご相談をいただき現地に見積り調査にお伺いしました。
築25年の住宅ですが建築後すぐに東京へ移ることになり、一度もご自分が住まず貸家にしていたのですが、この度江別市に戻ることになり、内装と外装をリフォームするという工事をご用命いただきました。
外観がとても素敵な造りですが、25年間の経年により汚れが目立ちます。
内部の画像掲載は差し控えますが、内部もまた外観同様に素敵です。
キッチン、ユニットバス、洗面システム、2カ所のトイレ、これらを新しくして内装クロスを全て貼り替えました。そのほかにもサッシのペアガラス交換など大々的な工事になり今年2月から始まった内装工事は6月に完了しました。
その後、コロナ禍もあり外装工事は8月25日から着手。
今ではあまり見なくなったモルタルの外壁です。
建築後25年で今回が初めての塗装工事です。モルタルはアルカリ性を保つことで耐久性を維持できますが25年間で相当に酸性へ傾いていることが想定されます。
また、モルタル外壁の欠点であるひび割れ箇所があちらこちらにあり、これらのひび割れも補修が必要です。
ひび割れ箇所はエポキシ剤注入によって埋めます。コーキングは使用しません。
コーキングでひび割れ補修すると補修痕が残るからです。
ひび割れ補修や旧塗膜剥離部分の下地調整が終わったら次は塗装作業です。
1、下塗り① カチオンフィーラー塗布
セメント系の下塗り材で、酸性に傾いた外壁をアルカリ性に戻します。
2、下塗り② 水性カチオンシーラー塗布
下地と上塗りの密着を高める目的で施工します。
3、上塗り 水性撥水シリコン樹脂2回塗りで完成です。
一般的なシリコンやウレタン樹脂などを上塗りに使用すると、せっかくのリシンモルタル外壁の質感が損なわれてしまいます。
今回採用した上塗り塗材は艶消しの重厚な質感によく合う塗料です。
機能性撥水作用により、汚れが付着しづらいというメリットもあります。
屋根も25年間、紫外線と風雨、風雪にさらされかなり傷んでおりましたので、下塗り錆止め全面塗布して2液形屋根用シリコン樹脂を2回塗り。合計3回塗りで仕上げました。
ピカピカになりましたね。
灯油タンクもご覧のとおり、甦りました。
そして塗装工事が終了したあと、施主様から室内の照明をすべてLED化したいとのご要望をいただきました。
これは居間の吹き抜け天井に設置されたダウンライトです。
既存の白熱球と交換したLEDの違いがはっきりわかりますね。
電気代も約5分の1から7分の1と安くなり、寿命は約10倍長持ちすると言われています。
居間の吹き抜け天井のダウンライト3個をLEDランプに交換して点灯させたところです。
キッチンのダウンライトもLEDに交換してとても明るくなりました。
塗装工事の終了後、施主様からとても嬉しい評価をいただきました。
「初回のご相談から完成まで大変お世話になりました。HPの内容が素晴らしかった事が決め手となり、宮本社長とお会いし工事をお願いする事になりました。着工から完成まで約2週間、職人の皆さんは常に礼儀正しく、きびきびと丁寧に作業を進め、業務以外の会話もなく真剣です。また、家人が庭に出やすいように足場を工夫してくださっていたりなど控えめなやさしさが随所にあり、配慮も含めて徹底して実行する社風なのだと実感しました。ご相談当初は東京在住だった為、その後の打ち合わせも充分に出来ず、コロナ禍もあり来道もままならない中、親身になって対応して頂きました。完成した自宅は見違えるように美しく重厚な外観となり嬉しい限りです。今後もメンテナンス等含めて末長く宜しくお願い致します。」
この度は全てお任せいただき、尚且つこのような嬉しいコメントをいただき職人冥利に尽きます。
職人ともどもいただいたお言葉を今後の励みにさせていただきます。
こちらこそ今後とも末長くよろしくお願い申し上げます。
※このブログ記事は施主様のご厚意により掲載の許可をいただいております。
施主様におかれましては心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。